高松地区では、毎年10月にさぬきこどもの国で開催される「かがわ食育の日フェスティバル」に参加しています。フェスティバルでは、子どもたちを対象に、正しい箸の持ち方についてゲーム感覚で楽しく学ぶ機会を設けようと、豆運びゲームを運営しました。箸を3種類の中から選択し、時間内にいくつ豆を移動させることができるか挑戦するゲームです。
今年も多数の方々にご参加いただき、楽しい音楽に合わせて兄弟で競ったり、親子で箸の持ち方を確認し合って挑んでいたりと、家族全員で「食」について触れるよい機会となったようです。
今後もこういった機会を設け、子どもから大人まで多くの人々に食について興味関心をもってもらえたらと思います。

東讃地区では、幼児期における食育実践研究事業の一環として、公立幼稚園の園児や保護者を対象にエプロンシアターや講話、栄養相談などの出前講座を行いました。親子で”食”に関心を持ってもらえる、とてもよい機会となりました。

医療の分野では、さぬき市歯科クリニックにおいて栄養相談を行いました。

また、東讃保健福祉事務所が主催する、すこやかフェスタin徳島文理大学祭では学生や一般の方を対象に食育ゲーム(お弁当ゲーム・野菜を350ｇ量って当てましょうゲーム・豆運びお箸ゲーム)を実施しました。豆運びお箸ゲームは子どもにも大人にも人気で、特に医療系の学生が食育ゲームに興味を示していたのが印象的でした。

今後も地域の食生活改善の為に、いろいろな交流を続けていきたいと思います。

歯科医師会と連携して行われた歯の健康祭では、６歳までの子どもと保護者を対象に「食べ物のかみごたえクイズ」や「実物の野菜をはかってみよう」「おすすめおやつの展示」などを行い好評でした。
小豆島町と土庄町で行われた商業まつりでは、「野菜クイズ」や「実物の野菜を３５０ｇはかってみよう」「栄養相談」「サンプル提供」などを行い、地域の方に“野菜の大切さ”をＰＲすることができました。

中讃地区では社会活動として、丸亀お城まつり、坂出塩まつり、県民スポーツレクリエーション祭、宇多津収穫祭と年４回、各職域の栄養士が協力し、参加しています。１１月３日に行われた宇多津収穫祭では、豆運びゲーム、カルシウム釣り堀、栄養相談等を実施し、子供から大人まで大勢の方に参加してもらいました。昨年も参加された方から「今年も来たよ」と声をかけていただくこともあり、中讃地区の活動として定着化しつつある事を感じました。地域の方とふれあいながら食の重要性を伝えていく事は、貴重な体験で私自身とても勉強になりました。この活動を通して知り合った各職域仲間と協力し、栄養士として地域に貢献していきたいと思います。

まだまだ暑さが残る9月から11月にかけて、西讃地区の栄養士達は「食育ネットワーク会議」との協働で、高校の文化祭やＪＡふれあい祭り、三豊健康福祉まつりなどで、学生や市民に生活習慣病予防の啓発や食育を行っています。
体組成や血管年齢・骨密度測定の健康チェックから栄養指導につなげたり、香川県の糖尿病受療率全国1位の改善にむけて、バランスよく食べること・1日野菜３５０ｇ食べようのＰＲ。また、よく噛む食事の組み合わせや野菜の花から何の野菜でしょうクイズ等、地域の皆さんに親しんでもらえる栄養士会を目指し頑張っています。どこの会場も大勢の人で賑わい、高校の文化祭は、昨年より多くの学校から依頼が来るなど嬉しい悲鳴が上がっています。
測定や栄養指導の待ち時間短縮などの課題があるが、これからも継続した活動を行っていきたいと思います。