令和4年度第3回の生涯教育研修会を実施しました。
日時:令和4年9月24日(土)10時~16時10分
場所:高松市仏生山交流センター
参加者:香川県栄養士会 会員 会場36名、オンデマンド配信45名
内容:
講演1(演題)「人とこころをつなぐ 栄養
〜ひととひと、こころとこころをつなぐ、栄養学の魅力〜」
講師 徳島大学大学院 医歯薬学研究部 堤 理恵 先生
講演2(演題)「失敗しないチラシ作成講座
~ダサいデザインから脱却!効果的な媒体作成に必要なデザインスキル~」
講師 フリーランス 平本 久美子 先生
講演3(演題)「いつ食べる? 時間栄養学に学ぶ賢い食べ方」
講師 早稲田大学先進理工学部 教授 柴田 重信 先生
感想:堤先生の講演は、「盛りだくさんな内容で、とても勉強になった。もう少しゆっくり詳しくお話を聞きたい。」といった声が多く、「研究とともに地域貢献にも力を入れていて素晴らしいと思った。」「管理栄養士として、もっとしっかり勉強し、常に新しい情報を勉強していかないといけないと感じた。」といった声も聞かれました。この講演は、在宅訪問栄養士研修の一つとして実施しました。
また、平本先生の講座は、「情報を伝わるようにデザインする方法について基本的な考え方を分かりやすく紐解いてもらえたのが良かった。チラシ作成にとどまらず、栄養指導の場面においても対象者に行動を起こしてもらうためのアイデアを整理するツールとしても活用できると思った。」といった声が聞かれ、すぐに日頃の業務に生かせる内容で、大変勉強になりました。
柴田先生の講演は、「同じものを食べる場合でも、食べる時間によって与える影響に違いが出るということが理解できました。食べることを控えたり我慢したりすることよりも、同じものでいいので早めに食べるといった、生活にも取り入れやすい指導をこれからの栄養指導で活用していきたいと思いました。」「朝型、夜型と簡単に言葉にしていたが、様々な論文やデータから導き出された根拠のある講義には説得力がありました。患者様への栄養指導でもなぜ朝型が良いのか、なぜ朝食・昼食でたんぱく質を多くとる必要があるのか、しっかりと説明できます。非常にわかりやすかったです。」と明日からの栄養指導に生かせるといった声が多数ありました。先生のお話を実際に聞け、時間栄養学について、より理解が深まったように思いました。