香川県栄養士会令和3年度第2回生涯教育研修会のご案内です。
1 日時
令和3年9月25日(土) 10:30~16:20
2 場所
レクザムホール(香川県県民ホール)小ホール棟4階大会議室
(高松市玉藻町9-10 TEL 087-823-3131)
3 内容および日程
10:30~12:00 実務 P、T、R、KS、FS 23-121、101 講義1単位(医療担当)
「超高齢社会に必要とされる栄養介入
~実は、管理栄養士こそ得意なリハビリテーション栄養ケア~」
講師 香川県厚生連滝宮総合病院 脳神経外科医長 河内雅章氏
【内容】日本は超高齢社会となり10年余りが経過した。入院患者の高齢化も進み、施設入所者と同様に、高齢者に対する適切な栄養介入が必須である。高齢者はサルコペニアやフレイルの有病率も高く、栄養面での「蓄え」も少ない。対象者の環境およびセッティングにより必要とされるものは変わってくる。また、それぞれの環境間での、病院・施設・在宅での連携も必要となりシームレスな栄養介入が望まれる。さらに、高齢の入院患者においては退院までにリハビリテーションが介入することが多く、介護保険利用者の多くもリハビリテーションを行う。リハビリテーション非介入時の維持のための栄養介入と、リハビリテーションを行い、運動負荷がかかる際に必要とされる栄養介入は異なる。栄養状態からリハビリテーション介入に対して調整を行う必要があり、リハビリテーションの負荷量から栄養摂取量をコントロールする必要がある。このような栄養とリハビリテーションの双方向の介入をリハビリテーション栄養ケアという。リハビリテーション栄養ケアは栄養面を考察できる管理栄養士こそ適切に導入しやすい介入方法である。対象者の環境ごとにセッティングごとにリハビリテーション栄養ケアを展開し、連携が必要となる施設間でのシームレスな栄養ケアに生かされたい。
13:10 ~14:40 実務G90-112、KS、K、P、T21-101講義1単位(学校担当)
「小児生活習慣病予防健診」
講師 医療法人社団 讃陽堂松原病院 福!院長 柴﨑三郎氏
(当日は会場にて講師とZoom会議システムを使用して実施します)
【内容】三木町では、1987年(昭和62年)から、地域住民の生活習慣病予防を目的に、校医の松原奎一先生が中学1年生を対象に血液検査を始めた。その後、2009年から小学4年生、2012年から三木町成人式においても実施しており、さらに2012年からは香川県が補助し、全県下の小学生で、三木町と同様の健診が実施されるに至っている。今回は、児童生徒への指導の仕方を含め、その概要を紹介する。さらに、生活習慣病をはじめ、さまざまな病気に影響していると言われている腸内細菌について、その基礎的事項を説明する。
14:50 ~16:20 実務G、KS、K、P、T、S、FG23-112講義1単位(学校担当)
「知って欲しい!アレルギーのあれこれ~みんなの美味しいのために~」
講師 杢保小児科医院 院長 平場一美氏
【内容】平成元年に引き続きアレルギーの話:当たり前と思うことからうっそ!と思うことまで色々お伝えします。また、令和元年度に改訂された「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」、「学校生活管理指導表」についてや、食物経口負荷試験、学校給食におけるアレルギー対応の留意点等いろいろ詰め込み、わかりやすく楽しくお話したいと思います。
4 参加費
当日申込み 1単位 1500円(会員) 3000円(非会員)
5 感染症対策について
・当日はマスク着用にてご参加ください。咳エチケットにご協力をお願いいたします。
・受付での健康チェックシート記入(体温・体調チェック等)にご協力をお願いします。
・風邪の症状(発熱37.5℃以上、咳、強い倦怠感)等がある方は、ご参加を控えてください。