令和5年度第4回の生涯教育研修会を実施しました。
日時:令和6年2月3日(土) 13:00~16:10
場所:香川短期大学
〇講演(演題)「チーム医療における管理栄養士・栄養士のかかわり
~NST・心不全・褥瘡対策チーム~」
講師 三豊総合病院 栄養管理部 三河 麻里 氏
高松赤十字病院 栄養課 玉置 憲子 氏
香川県立中央病院 栄養部 藤田 優香 氏
NST・心不全・褥瘡対策チームでの一員として病院で活動されている3病院の管理栄養士にチーム内での活動や多職種連携について講演していただきました。それぞれのツールを用いて、栄養評価・介入を行い、管理栄養士としての患者さんへのアプローチの方法が症例を交えてわかりやすく話されていました。チーム内での顔の見える関係づくりを行い、患者さんの栄養管理を行っていることがよく分かりました。また、院内の多職種連携だけでなく、退院を見据えた退院支援チームや介護支援、院外の職種との連携の必要性も再認識することができました。(参加者 会場58名 オンデマンド37名 計95名)
〇講演(演題)「個別指導の効果的な手法について」
講師 岡山県立大学 保健福祉学部 教授 川上 貴代 先生
栄養指導を行う上で、行動に影響を及ぼしている原因の本質を見極め、原因に対する介入計画を考えることが大切である栄養ケアプロセスの基本・流れといったところから、患者の行動変容を促すための手法についてお話しくださいました。間違いを指摘したくなることを抑え、維持トークに対応し、チェンジトークを引き出すといった動機付け面接法(MI)について、積極的傾聴法(繰り返し:オウム返し)にて相手の考えを肯定すること、未来型質問で自分が出来そうな行動を考えてもらうといった手法を用いて、患者の行動変容を促す手助けをできることが分かりました。(参加者 会場56名 オンデマンド37名 計93名)