令和6年度第1回の生涯教育研修会を実施しました。
日時:令和6年7月27日(土)10時00分~16時10分
場所:香川短期大学
参加者:香川県栄養士会 会員
内容
①講演(演題)「オリエンテーション」
講師 香川県栄養士会 学術部長
香川短期大学 生活文化学科食物栄養専攻 教授
垣渕直子 理事
参加者 会場28名
日本栄養士会の生涯教育制度(構成、認定制度、必要単位など)について、お話しくださいました。
生涯教育は、管理栄養士・栄養士として 国民のために役立てる能力を身につけることを目的に実施されており、より専門性を高めることで、6つの特定分野の認定管理栄養士・認定栄養士へとキャリアアップできる仕組みであることが分かりました。
また、日本栄養士会生涯教育(基幹教育)が「e-ラーニング」で受講可能であることをご説明いただきました。
講演(演題)「食生活と健康長寿:地域住民を対象とした栄養疫学研究」
講師 徳島大学大学院 医歯薬学研究部・実践栄養学分野 講師
中本真理子氏
参加者 会場28 名 オンデマンド15名 計43名
日本の高齢化とその課題や食事の役割についてお話しいただいた後、食生活と健康長寿をテーマに地域在住中高年者を対象とした栄養疫学研究結果についてご紹介いただきました。
大豆やイソフラボンを摂取することは、死亡リスクの低下・認知機能の維持につながるといった報告があり、中高年者の健康維持に重要であることがわかりました。
また、地域在住中高年者向けの食事バランスを簡易的に評価するツールについても開発され、実際に作成された「食事バランスチェックシート」を用いての評価についてもご紹介下さいました。
参加された方の感想では、
「イソフラボンが死亡リスクの低下や認知機能障害リスクの低下などに関わるということなどがデータにより詳しく知ることができて良かった。」
「食事バランスを評価するためのツール作成のための流れについて知ることができ、参考になった。」
「食事バランスチェックシートも業務で活用してみたい。」
「今後の食事指導に役立てたい。」といった声が聞かれました。
講演(演題)「栄養士の活動におけるICT活用 Google活用術その2」
講師 香川短期大学 生活文化学科食物栄養専攻 教授 垣渕 直子 理事
同講師 村川 みなみ 氏、 同助教 渡辺 ひろ美 氏
参加者 会場28名
昨年に引き続き、Googleフォームを使って、実際にアンケートの作成を行いました。
様々な回答形式の作成方法やフォームの配信、回答の確認まで、一つ一つ一人一人が行えるまで丁寧にご指導いただきました。
また、Googleの表計算ソフトであるスプレッドシートの使い方についても指導いただき、Excelファイルをスプレッドシートで表示したり、共有する方法についても学習できました。
参加された方の感想では、
「実際にパソコン操作をしながら、教えてもらい、とても分かりやすかった。」
「グーグルフォームの作り方が分かって良かった。」
「スプレッドシートは少し難しかったですが、共有など知らないことが多く学べてとても勉強になりました。」といった声が聞かれました。
また、「資料のコピーが薄く読み取れないところがあり、濃ければ、質問しなくても済んだかな?と思うものもあった。」というご意見がありました。