日時:令和2年11月8日(日)9:30~12:00
場所:坂出市勤労福祉センター
目的:地域の親子を対象に食教育・親子料理実習・食事相談等を行い、食材と触れ合うことで、食べ物を大切にする心を育てると同時に、食事の重要性について親子で体験できる機会を設け、正しい食習慣形成と健全な親子関係への支援を行うことを目的とする。
参加人数:6組(16名)
内容:・クッキング(ブロッコリーのお好み焼き、レタスともやしのしゃきしゃきみそ汁)
・講話(タペストリーを用いて、食べ物が体のなかをどう通っていくか、バランスよく食べることの意味を知る)
(参加者感想の一例)
・お好み焼きもみそ汁も具だくさんでおいしかったです。ブロッコリーはゆでてマヨネーズくらいしかレシピがないので、いろいろな方法で調理したいと思いました。
・自分で作ったお好み焼きとみそ汁がすごくおいしかった。
・なかなか家では子どもとしっかり料理する機会がないのでよかったです。
・ブロッコリーの食感がおいしく、普段家で食べているのと違い、おいしくいただきました。
(スタッフの感想)
・少人数で、親子1組に対して調理台1台で行ったので、密集を避けることができ、ぶつかってけがをするなどのリスクも下げられたと思う。
・鶏肉や生魚などの食材がなかったので、衛生面の不安が少なかった。
・簡単でバランスのとれるメニューでよかった。
令和2年9月30日に認定こども園 ABC Play Schoolで、食育推進講座を実施ました。
最初に朝ごはん食べてきたかなと問いかけてから、保護者と子どもにパネルシアターをしました。このこども園では、保護者の隣にその子どもが座って一緒に見てくれたので、親子で話ができたように思います。その後、保護者への講話の前に場の緊張を和ませるため、保護者に野菜の葉っぱ当てをしました(ゴーヤ、なす、ミニトマト、さつまいも)。意外に難しいようで、たまには保護者にしてもよいと思いました。そして、保護者に「早寝早起き朝ごはんで、元気いっぱい!!」の講話をしました。
講話内容をまとめたものは次の通りです。
「近年、大人も子どもも寝る時間が遅くなっていますが、睡眠は健康を維持するために大切で食事や体のリズムと密接な関係があります。人間の体には体内時計があり、睡眠や食事、運動、血圧、体温など体のリズムをコントロールしているので正常に働かせることが大事です。そのためには、早寝早起きをして太陽の光を浴びる、昼間なるべく外に出て遊ぶ、運動する、友達や家族とふれあう、規則正しく1日3回の食事をとることです。5歳頃までには昼寝がなくなり、睡眠時間が夜に集中してきます。睡眠と食事のリズムができてくる頃で、体内時計に大事な時期です。この時期の子どもの生活は概ね家の人にかかっています。生活リズムが乱れると自律神経が乱れて体内時計が狂った時差ぼけ状態になります。子どもでは午前中ボーッとしていて午後にならないと元気がでないということになります。体内リズムにそった生活をするため早寝早起き朝ごはんが大事なのです。
早く寝ると自発的に早く起きられる割合が高くなります。仕事から帰って夕食の準備は大変だと思いますが、夕食を早めに食べると早く眠れます。
栄養バランスのよい朝食を毎日決まった時間に摂ることが、子どもに適切な朝方のリズムを作るために効果があります。毎日、決まった時間にバランスのよい朝食を摂ると、便秘しにくい、風邪をひきにくい、疲れにくいと言われています。バランスのよい食事とは主食、主菜、副菜をそろえた食事です。脳のエネルギー源はブドウ糖だけで、朝起きたときには不足しているので朝食を摂ってブドウ糖を補給する必要があります。人間の脳が最も大きく成長する時期は生まれてから6歳くらいまでといわれており、この時期の糖質不足は大問題です。しかし、ブドウ糖といっても甘い物は吸収が早く血糖が急上昇し、膵臓からのインシュリンにより急降下するため低血糖状態になって昼前に頭がボーッとしたりイライラしやすくなります。ゆっくり吸収されるご飯や食パンなどをおかずと一緒に食べることで血糖の上昇が穏やかになります。
朝食内容は簡単に作りやすくて食べやすいものがよいでしょう。子どもの場合、1日3食バランスよく摂ることが大切なのは体が日々作りかえられているからです。作りかえと成長のための材料も必要なので3食バランスよく食べていつもよい材料を用意してあげましょう。
夜は子どもと大人の時間をわけ、まず子どもを寝かせてから大人の時間を作りましょう。朝は朝食の30分前には起きていることが理想です。そして体内時計の面からは休みの日も同じ時間に起きて同じ時間に朝食を摂るのがよいです。
子どもの頃に体内時計リズムを完成しておけば、体調の変化をおこしにくく、崩れた場合も治りやすいと言われています。改めて生活や食事を振り返ってみてはいかがでしょうか。」
質問はありませんでした。パネルシアター、講話共にマウスシールドで実施しました。ここは英語中心のこども園ということで、食事の話をしてもらえて親子共によかったとのことでした。
令和2年8月8日社会福祉総合センターにてステップアップ研修会を実施しました。
新型コロナウイルスの影響で研修会の実施が危ぶまれましたが、ソーシャルディスタンス及びテーブル配置に留意して開催することができました。午前の先輩栄養士との情報交換会では、まず先輩栄養士から職域の紹介を各10分程度行い、4つのグループに分かれて意見交換会をしてもらいました。グループごとにテーマを決めて積極的に意見交換ができており、時間が足りなかったという意見もあるほどでした。一例をご紹介しますと、嚥下調整食、とろみのつけ方、アレルギー対応について、業務の分担について、栄養士会に入会した理由、調理員への指示について、やりがいについて等々です。今回の研修で、相談相手や相談場所ができ、少しでも問題解決ができたなら今後の業務にも活かされると強く信じています。
午後には「相手に伝わる話し方 スピーチトレーニング」と題して、昨年度も来ていただいたミズ・オフィス代表の土居珠見先生をお迎えして講演していただきました。内容は、ホスピタリティの概念が大切、人の役に立ちたい、相手が何をしてほしいのかを感じ取る力、言葉を使ってしっかり伝える、伝え方の実践トレーニングでした。講師の先生と一緒に実際にやってみると、自分では大きな声ではきはきと言葉を発しているつもりでしたが、先生や周りの方から見ると十分ではないことに気づかされました。何回かチャレンジするうちに、目や表情でもしっかりと相手に伝わる話し方、振る舞いができるようになりました。
ファシリテーションの仕方と心得では、グループワークを行いました。相手の意見にはまずイエスアンド方式で共感し、そこから自分の意見や他の方の意見を聞き出す方法と表現方法を学ぶことができました。他職種と協働で業務を行うことが多い中、栄養士の目線で発信することも増えています。時には強く推奨すべき提案もあります。まず相手の意見をイエスアンド方式で聞き出し、他の意見も踏まえた上で具体的な言葉で伝える、目や表情でもしっかりと伝わるように表現できる栄養士を目指したいと思いました。
令和2年度『在宅訪問栄養士研修会』開催のご案内
令和3年1月16日(土)に「在宅訪問栄養士研修会」を開催いたします。
演題「高齢者の看取りの栄養ケア」として看取りについて管理栄養士の目線で栄養ケアのポイントを概説します。
(※講演内容に一部変更があります。詳細は下記開催要領をご確認ください。)
講師は愛知県厚生農業協同組合連合会 豊田厚生病院 栄養科栄養管理課課長 森 茂雄先生です。
下記開催要領をご確認のうえ、令和2年12月25日(金)までに香川県栄養士会事務局へお申込みください。
<リンク先>『在宅訪問栄養士研修会』開催要領
【 お問い合わせ先 】
公益社団法人 香川県栄養士会 事務局 土居
(連絡先)
TEL 087-811-2858
FAX 087-811-2859
E-mail jimu1@kagawa-eiyo.or.jp
香川県栄養士会令和2年度第2回生涯教育研修会の案内です。
新型コロナ感染症予防のために、当初予定しておりました社会福祉総合センターの会場を変更しておりますのでご注意ください。
変更後→レクザムホール(香川県県民ホール)小ホール棟4階大会議室
1 日時
令和2年11月28日(土) 10:30~16:10(受付9:50~)
2 場所
レクザムホール(香川県県民ホール)小ホール棟4階大会議室
( 高松市玉藻町9−10 TEL 087-823-3131 )
3 内容および日程
10:30 ~12:00
実務 講義 1単位(R,KS,K,P,T23-102)
糖尿病を進行させないために必要なこと ~新しい薬物治療を中心に~
講師 坂出市立病院 糖尿病内科部長 大工原裕之 氏
【内容】2009年に発売されたDPP‐4阻害薬はその効果と安全性より、日本人糖尿病患者の7割以上に処方されるスタンダードとなった。2014年に発売されたSGLT2阻害薬は体重減少が示された初めての糖尿病薬であるばかりでなく、心血管イベント抑制、心不全減少、腎保護作用を合わせ持ち、世界中で注目されている薬剤となった。また、週1回内服もしくは週1回注射で間に合う薬剤が登場していて、これら新しい薬剤を中心に、糖尿病を進行させないためのお話しをする。
13:00 ~16:10
実務 講義 2単位(FG,T,P,K,KS,R37-101)
「安心・安全でおいしい給食をつくる調理場を目指して」
講師 女子栄養大学栄養科学研究所客員教授 金田雅代 氏
【目標】給食運営施設における衛生管理基準を理解し、発生する食品衛生事故に対する迅速な対応を習得し、実践できる。
4 参加費
当日申込み 1単位 (会員)1500円 (非会員)3000円
5 感染症対策について
・当日はマスク着用にてご参加ください。咳エチケットにご協力をお願いいたします。
・受付での健康チェックシート記入(体温・体調チェック等)にご協力をお願いします。
・風邪の症状(発熱37.5℃以上、咳、強い倦怠感)等がある方は、ご参加を控えてください。
・窓開放のため、各自防寒対策をお願いいたします。
「令和2年度香川県栄養改善学会」を下記のとおり、開催します。
つきましては、発表演題を募集いたしますので、お申込みください。
記
1 開催日時 令和3年2月6日(土)
研究発表 10:00 ~ 12:00
生涯教育研修会 13:00 ~ 16:10
講演・演習
「各ライフステージに合わせたスポーツ栄養の役割
~アスリートのためのスポーツ栄養から健康づくりのスポーツ栄養まで~」
講師:株式会社ヘルシープラネット 代表取締役 今川 弥生
2 場 所 香川県社会福祉総合センター 大会議室
高松市番町1丁目10-35 ℡(087)835-3334
3 演題申込受付締切 令和2年11月30日(月)
4 申 込 先 香川県栄養士会事務局まで別紙「演習申込書」を記入の上、
メール又はファックスで送付してください。
申込用紙⇒令和2年度演題申込書
5 そ の 他 発表時間は、1演題あたり、10分以内とします。
申込者には、別途「研究発表要旨作成要領」を送付して
抄録用原稿をお願いすることになっています。
<学会事務局> | |
(公社) 香川県栄養士会事務局 | |
TEL | 087-811-2858 |
FAX | 087-811-2859 |
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振込手数料が変更になりました(TNT Geriatric for Dietitian eラーニング)
TNT Geriatric for Dietitian eラーニングの受講について、日本栄養士会への振込手数料が変更になりました。
香川県栄養士会会員 4,525円 4,620円(税込み) 非会員 11,125円 11,220円(税込み)
(日本栄養士会への振込手数料 125円 220円を含む)
令和2年9月10日にさんさん保育園を訪問しました。
- 日時 9月10日(木)15:00~15:45
- 内容 パネルシアター
花あてクイズ「食べているのはどの部分か」
講話
コロナ感染対策のため5歳児のみ(19名)となりましたが、園児たちは熱心に見てくれました。
園ではみんなが育てた野菜を給食に取り入れているとのことで、講話は「食材について」と命をいただくことの感謝、作った人への感謝の気持ちで「いただきます」「ごちそうさま」を忘れないように、また1日を元気よくスタートするために朝食を食べることが大切なこと等も伝えました。当日の昼食メニューの食材をあげて、赤・黄・緑を尋ねたり、花あてクイズでは写真と実物を用意して、茄子、かぼちゃ、オクラ、胡瓜、ゴーヤ、ピーマン、パプリカ、ミニトマトの食べているのはどの部分かを見せて尋ねました。私達が食べている野菜は、実・葉だけでなく、根・花のつぼみ・それに茎(たけのこ)を食べていることを説明すると、興味を示してくれました。