日時:令和7年1月22日    9時~11時40分

場所:誠心こども園

対象:5歳児 32名  保護者51名  職員 5名

内容:お箸の持ち方・エプロンシアター・野菜当てクイズ

誠心こども園で、「何でも食べる元気なゆうちゃん」をしました。こども達とやり取りをしながら進め、見るだけでなく身体も動かそうとの声かけで、元気体操もしました。また、野菜の葉を見て、野菜を当てるクイズにも積極的に参加していただき、葉を引きぬくことで答えの野菜が分かると歓声が上がったりしました。少し野菜が少なくなってきた時期でしたが、持って行って良かったと思いました。

お箸の持ち方についても、保護者の方にも実際にお箸を握ってもらい、練習をしました。親子で体験したことで、家庭でも話しながら持ち方の練習をしていただけたら良いなと思いました。その後の給食参観にもお誘いいただき、有り難かったです。

 

令和6年度第2回の生涯教育研修会を実施しました。

日時:令和6年9月14日(土)9時00分~16時10分

場所:香川短期大学

参加者:香川県栄養士会 会員

内容

①講演(演題)栄養診断 栄養ケアプロセス演習「栄養ケアプロセス・PES報告」

講師 福岡女子大学国際文理学部 食・健康学科 教授 片桐義範氏

参加者 会場46名

 

栄養診断は、「PES報告」という文章表現が活用されており、症状に基づき、原因となった栄養面での問題を示すようになっていることをお話ししていただいた後、この手法を用いた報告書の作成について、よい例と改善が必要な例をご説明いただきました。

 

 

 

 

演習では、生活習慣病と診断された成人の症例について、3~4人のグループで協議を行い、グループ内で活発に議論ができました。

 

 

 

 

参加された方の感想では、「栄養診断によって問題点が明確になった。」「PESの書き方が理解できた。」「演習の時間がもっとあればよかった。」といった声が聞かれました。

 

②講演(演題)「安心・安全な食品を提供するために」

講師 公益社団法人 香川県食品衛生協会 専務理事兼事務局長

松本幸三氏

参加者 会場 37名  オンデマンド 13名  計50名

近年の食中毒の件数、患者数を聞き、食中毒が現在でもなくならない現状をご説明いただき、食中毒の三原則である「つけない・増やさない・やっつける」、それぞれの対策の実践例を具体的に教えていただきました。

洗い残しのない手洗いが食品衛生の基本ですあり、カラーで見やすい手洗い手順は、調理従事者によく分かりました。

参加された方の感想では、「衛生管理に対する丁寧な説明を聞き、気づきがいくつもあった。」「食の安全に対する意識が強まった。」といった声が聞かれました。

 

③講演(演題) 「食行動と脳機能」

講師 神奈川工科大学 健康医療科学部 管理栄養学科

栄養教育研究室 教授 饗場 直美氏

参加者 会場 40名  オンデマンド 30名  計70名

人の食行動の仕組みは、脳からの指令によって左右されていることをご説明いただき、食事によって脳内から分泌されるセロトニンの量が上昇すること、セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、満足感や安定感を得られることにつながることを教えていただきました。

糖尿病患者がうつ病になりやすい理由を、インスリンの分泌やセロトニンの働きから教わり、また旨味の感じ方については、昆布のグルタミン酸とかつおのイノシン酸の相乗効果があることを図を用いて説明を受けました。

咀嚼教育については、音楽を用いて給食を食べる小学生の動画を視聴し、食べ物をかむ回数はおいしさの感じ方や体型にも影響がでることを教えていただきました。

参加された方の感想では、「食行動における脳の働きがよく分かった。」という声が聞かれました。

 

 

『高松市と高松市医師会における在宅医療・介護連携推進事業の現状について』

講師 香川県地域包括ケアシステム学会地域包括ケア部会部会長

吉澤 潔氏

地域包括ケアシステムにおける在宅医療の役割、多職種連携の重要性、そして栄養士の専門性について、医師の立場の考えからご講演いただきました。

在宅医療の課題や今後の方向性を知ることができ、在宅訪問栄養士としてどのように貢献できるか、考える良い機会になりました。また、高松市における実践的な取り組みや先進的な事例の紹介は、参加者にとって刺激になり、今後の活動へのモチベーション向上につながったことと思います。

吉澤潔氏

吉澤潔氏(2)

 

 

 

 

 

 

 

 

『在宅訪問栄養指導の制度と実際について』

講師 機能強化型認定栄養ケア・ステーション

訪問栄養サポートセンター仙台在宅訪問管理栄養士

塩野崎 淳子氏

在宅訪問栄養指導の必要性、管理栄養士の役割、具体的な指導方法、多職種連携の重要性についてご講演をいただきました。

在宅における栄養ケアは、病院や施設とは異なる多くの課題を抱えており、患者の生活環境や家族構成、価値観など、様々な要因を考慮する必要があり、画一的な指導ではなく、個別の状況に応じた柔軟な対応が求められることがわかりました。また、多職種連携においては、各職種の専門性を尊重し、情報の共有を密に行うことで、患者のQOL向上に貢献できることを再認識しました。塩野崎先生の豊富な経験に基づいた講義は、非常に具体的かつ実践的であり、今後活動していく上で大きな力となると感じました。

塩野崎先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演『慢性呼吸器疾患における呼吸リハビリテーションと栄養管理』

講師 KKR高松病院 リハビリテーションセンター 理学療法士

宮崎 慎二郎氏

呼吸器疾患患者の栄養管理における重要性、リハビリテーションとの連携、栄養評価の実際、多職種連携の必要性をご講演いただきました。

特に印象的だった点は、栄養管理とリハビリテーションの相乗効果や、多職種が連携することで得られる対象者に対する相乗効果の重要性です。対象者の栄養状態を改善するためには、単に食事指導を行うだけではなく、運動療法と組み合わせ、生活状況を考慮した包括的なアプローチが不可欠であるという事がわかりました。対象者が自身の状態や栄養管理の重要性を理解し、積極的に取り組めるように、栄養士として、より丁寧な説明とモチベーションを向上させる支援が必要であると強く感じました。

 

参加した方からの感想では、「制度についての理解が深まった」「具体的な事例も多く聞けたことで自分ならどこに関わって行けるかを考えるいい機会になった」「栄養も大切なことをリハ職の目線で説明していただき、これからどのように関わればいいのかよくわかりました」といった声が聞かれました。

宮崎先生

会場

 

 

 

 

日時:令和7年1月23日  8時30分~10時40分

場所:四条こども園

対象:3~5歳児 33名  保護者43名  職員 10名

内容:お箸の持ち方・エプロンシアター

四条こども園で、「何でも食べる元気なゆうちゃん」をしました。こども達はとても元気で、エプロンシアター中にも積極的に参加をしました。演じている私たちと、こども達とのやり取りができ、時間が短く感じました。食事だけでなく動くことも大切であることを伝え、一緒に元気体操もしました。小腸の長さを体験してもらう時には、先生から園児に声かけをしていただき、2人の園児さんが体験しました。

お箸の持ち方の話をし、実際にお箸を用意して親子で練習をしてもらいました。正しい持ち方を知って、おいしく食事をして欲しいと思いました。

今回の訪問をきっかけに、おうちでもなお一層、親子の会話が増え、楽しい食事時間とお箸が上手に使えるような良い機会になればと思いました。

 

令和6年度第3回の生涯教育研修会を実施しました。

日時:令和6年11月10日(日)10時00分~16時10分
場所:仏生山交流センター
参加者:香川県栄養士会 会員

内容

①講演(演題)「小児生活習慣病予防健診からの食事指導~脂肪肝について~」
講師 香川大学医学部附属病院 小児科 助教 近藤 園子 氏
参加者 会場35名 オンデマンド25名 計60名

小児生活習慣病予防事業について特に脂肪肝を中心にお話いただきました。
参加された方からの感想では、「とてもわかりやすく説明してくださったので、もっと多くの会員さんにもぜひ聞いてもらいたいと思った。」「小児生活習慣病予防事業について、学ぶ機会がなく小学校の方へ指導をお願いされたため、実際のケースや注意点や指導例などを交えて学べたことがすごく良かったです。講義内容もとても分かり易く、今後小児期やその保護者世代への生活習慣指導や食育の重要性を感じました。お話聞けてよかったです。ありがとうございました!」「以前、小児生活習慣病ということで栄養指導を行った子が肥満もなく、部活動でのスポーツ習慣もあり、親子共にピンと来ておらず、こちらも一般的な指導で終わったことがあった。今回のお話を聞いて、家族性を疑うことで、子どもをきっかけに親を含めた指導につながる可能性を感じた。また、小児の生活習慣病健診について、香川県は全国稀にみる取り組みであることを初めて知り、わが子を含め、貴重な機会に出合えていることがありがたく、データの蓄積が次につながることが期待できると思った。」といった声があがりました。

 

②講演(演題)「健康寿命延伸のために~骨粗鬆症を中心に~」
講師 医療法人社団 大塚整形外科医院 理事長 大塚 和俊 先生氏
参加者 会場33名 オンデマンド27名 計60名

骨粗鬆症について、検査の方法や治療法、また実際に先生が行っている治療方針などを分かりやすくご説明いただきました。参加された方からの感想では、「興味深い内容でした。ロコモと言えば運動と思っていましたが、骨粗鬆症が疑われたら,薬で骨粗鬆症を治療するという発想が目から鱗でした。骨折しないよう予防しつつ生活していきたいと思いました」「具体的な例やSNS検索では容易にわからない情報が多く今後に役立つ。日頃の事業にすぐに役立つ内容で、参加してよかった。質問にも丁寧に教えていただき、理解が深まりました。」「様々ある薬がどこに効いているのかなど、文章だけでは理解出来ない機序について、丁寧に、説明していただき、知ることが出来たことが良かった。」といった声があがりました。

ブロッコリーのポタージュ

 

大人2人+赤ちゃん1人分
ブロッコリー 1/2株(100g)
(芯も含めて)
玉ねぎ 20g
にんじん 30g
キャベツ 40g
かぼちゃ 180g
500ml
【段階に応じて】

粉ミルク、コンソメ顆粒、牛乳

【大人用】
牛乳 200ml
バター 5g
コンソメ顆粒 少々(1g)
塩、こしょう 少々
乾燥パセリ 少々(お好みで)
  1. ブロッコリーはしっかりと洗い、房と芯(茎)に分ける。
  2. 房は一口大の小房に切り、やわらかく茹でる。
  3. ブロッコリーの芯の皮は厚めに剥く。
  4. 玉ねぎ、にんじん、キャベツ、ブロッコリーの芯はそれぞれ1㎝大に切る。
  5. 鍋に水と4を入れて中火で加熱する。煮立ったらアクを取りながら弱火で約20分煮た後、
    こし器等で野菜とスープに分ける。
  6. かぼちゃは3つに切り分けて耐熱皿に入れ、ふんわりとラップし、レンジ600wで5分程度加熱する。
    温かいうちに皮を取り除く。
  7. 鍋に2のブロッコリー、5の野菜とスープ(80ml)、6のかぼちゃを入れ、
    ハンドブレンダーの中~高速で滑らかなペーストにする。

【大人用】

8.牛乳、バター、コンソメ顆粒を加え、沸騰させずふつふつする程度まで温め、塩、こしょうで味を整える。
お好みでパセリを散らす。

 

詳細レシピのダウンロードはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栄養価

エネルギー 162kcal たんぱく質 5.7g 食塩相当量 1.3g

「豆腐グラタン」からの取り分けて、離乳食を作ります。ホワイトソースの代わりに豆腐でソースを作っています。

(さぬきこどもの国「離乳食講習」)

 

 

 

 

 

大人2人分+赤ちゃん1人分

とりむね肉 1/2枚(約150g)
玉ねぎ 1/2個(100g)
かぼちゃ 150g
絹ごし豆腐 1パック(150g)
牛乳 大さじ2(30㏄)
中みそ 小さじ1
バター 8g
スライスチーズ 1~2枚
【大人用】

塩、こしょう

 

適量

  1. とりむね肉は皮を取って薄切り。玉ねぎも薄切りにする。
  2. かぼちゃは1cm幅に切り、お皿にのせてラップをし、レンジ600wで2~3分程度加熱する。
  3. 耐熱ボウルなどで絹ごし豆腐、牛乳、中みそ(7~8か月は入れない)を合わせ、なめらかになるまでよく混ぜる。ラップをしてレンジ600wで1分程度加熱する。(途中で一度取り出して全体を混ぜる。)
  4. フライパンにバター(7~8か月は入れない)を熱し、とりむね肉と玉ねぎを焼く。弱火で蓋をして、しっかりと火が通るまで蒸し焼きにする。(→7~8か月)
  5. 耐熱容器に2のかぼちゃと4のとりむね肉と玉ねぎを並べ、3の豆腐ソースをかける。
  6. スライスチーズをちぎってのせ、オーブントースターで焦げ目がつくまで焼く。(→9~11か月、1才~)(大人用は、チーズの前に塩、こしょうで味付ける)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詳細なレシピのダウンロードは、こちら

大人一人分の栄養価

エネルギー 258kcal タンパク質 21.8g 塩分相当量 1.5g

 

令和6年度 香川県栄養改善学会についてお知らせします。

日 時: 令和7年2月8日(土)10:00~16:10(受付9:30~)
場 所: 香川短期大学 2階講義室

綾歌郡宇多津町浜一番丁10番地           電話:0877-49-5500

*学生用駐車場(無料)をご利用ください。正面来客用は駐禁です。

9:30~ 受付
10:00~10:10 開会  会長挨拶
10:10~12:00 研究発表  8題

座長:さぬき市大川学校給食共同調理場 樋口 優子 氏

香川県済生会病院                  六車 実穂 氏

No 職  域 演          題 発 表 者
地域 食育活動報告(認定栄養ケア・ステーション)

プロサッカーチームとスーパーマーケット主催の食育セミナーからの考察

認定栄養ケア・ステーション

Wellnesta

岩木 博久

学校健康教育 地場産物の学校給食への活用と児童生徒への啓発活動について 小豆島町立学校給食センター

三木 杏里

 公衆衛生 高松市幼児食生活調査の結果から見えること 高松市保健所健康づくり推進課

川原 千明

 公衆衛生 中讃保健福祉事務所主催のイベントにおける

ベジメータ®による皮膚カロテノイド量の測定

香川県中讃保健福祉事務所

大前 奈央

研究教育 栄養士養成課程学生の地域での取り組み

~チヌを使用したメニュー開発~

香川短期大学

綾田 実里

医療 せとっ子の会 スプリングキャンプにおける

病院管理栄養士の関わり

 四国こどもとおとなの医療センター

岸田 舞佳

医療 開頭腫瘍摘出術後の患者に対して多職種と連携し

栄養介入した1症例

香川大学医学部附属病院

濱野 由衣

福祉 高齢者施設に言語聴覚士が入職することで

管理栄養士の働き方はどう変化したのか

特別養護老人ホームおおとよ荘

吉岡 正紀

12:00~ 昼食休憩
12:10~12:50 ランチョンセミナー(四国明治株式会社)
13:00~14:30 講演 「保護者に伝えたい、正しいアレルギーの知識」

講師   四国こどもとおとなの医療センター

小児アレルギー科医長 木下あゆみ  氏

14:40~16:10 講演   カーボカウント・CGMを用いた栄養食事指導について

講師   武庫川女子大学食物栄養科学部食物栄養学科  教授

京都大学大学院 医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科学 非常勤講師

幣  憲一郎 氏

改善学会参加申し込み書

スパニッシュオムレツ買い置きしておけるじゃがいも、玉ねぎ、卵と緑黄色野菜を使って、栄養満点の親子ごはんレシピを紹介します。

*牛乳は豆乳に変更できます。

(さぬきこどもの国「離乳食講習」)

 

 

 

 

 

材料

(直径20㎝フライパン1枚分)

じゃがいも 中1/2個
たまねぎ 中1/8 個
にんじん 20g
ほうれん草(茹でて) 15g
2個
粉チーズ 大さじ2
牛乳* 大さじ3
少々
オリーブ油 小さじ2
  1. じゃがいもは皮をむき5㎜厚さのいちょう切り、たまねぎとにんじんは8㎜角に切る。
  2. 耐熱皿にじゃがいも、たまねぎ、にんじんを入れ、ラップをふんわりかけて、電子レンジ600wで約6分加熱する。
  3. ほうれん草は茹でて1㎝幅に切る。
  4. ボウルに卵を溶きほぐし、オリーブ油以外の材料をすべて入れる。
  5. フライパンにオリーブ油を熱し4の卵液を流しいれ中火にする。周りが沸々してきたら蓋をして、弱火で4分蒸し焼きにする。
  6. ひっくり返して2分ほど焼き、完全に火を通す。(蓋やお皿にひっくり返し、そのままフライパンに戻すと崩れにくい。)

子ども一人分の栄養価(1/4切れ)

エネルギー 95kcal タンパク質 5.4g 食塩相当量 0.3g

 

 

 

事業名:子育て相談プログラム「まめっこデー離乳食編」

日時:令和6年11月13日(水)10:30~12:00

場所:さぬきこどもの国こども劇場

対象:離乳期の子どもの保護者

内容:離乳食の進め方について・大人の食事から取り分ける離乳食の作り方の説明とデモンストレーション・離乳食の質疑応答

参加者は母親だけでなく、父親の参加もありました。また、参加理由に以前参加してよかったからとの記入もありました。離乳期の保護者は離乳食づくりだけでなく、他の育児でも忙しいため、大人の食事から取り分けて離乳食を作ることで離乳食作りが家事や育児の負担軽減になると思います。よく遊びに来る場所でデモンストレーションを行い、レシピ紹介や食べさせ方等の支援を続けられたら良いと思いました。

<今回紹介した離乳食>

・豆腐グラタン

・ブロッコリーのポタージュ

※今回紹介した離乳食レシピはこちらに随時掲載します。