令和6年10月18日にひまわりセンターでフレイル予防教室を実施しました。

今回も前半は、理学療法士さん主催の運動教室、後半を食事の話としましたが、前回と参加者が同じ方が多いとの連絡を受け、香川県のまんでがん食生活指針の中の稔る世代を中心に話をしました。毎日の食事のバランスに気をつけながら、よく噛むこと、たんぱく質を朝から食べること、よく動くこと、友達や家族などと会話を楽しむこと等を中心に話をしました。その中でも、たんぱく質の取り方1日60g、1食20gの具体的な献立と主な食品の1食あたりのたんぱく質含有量を示しました。

終了後には、だしの取り方、運動の歩数の測り方、などたくさんの質問がありました。また、この回に参加した仲間とランチと会話を楽しみに出かけると話され、良い仲間作りが出来ていると感心しました。

買い置きしておけるじゃがいも、玉ねぎを使った 栄養満点のレシピを紹介します。

*バターはオリーブ油やサラダ油等でも大丈夫です。
*牛乳は豆乳に変更できます。

(さぬきこどもの国「幼児食講習」)

 

 

 

大人2人分+子ども2人分
じゃがいも 中1個
玉ねぎ 1/2個
バター* 小さじ2
300cc
コンソメ顆粒 小さじ1
牛乳* 200cc
  1. じゃがいもと玉ねぎは皮をむき、薄切りにする。
  2. 鍋にバターを熱し、1のじゃがいもと玉ねぎを炒める。
    水とコンソメ顆粒を入れて柔らかく煮る。
  3. 2をハンドブレンダーでなめらかにする。
  4. 3に牛乳を加え、ひと煮立ちしたらできあがり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子ども一人分の栄養価(子ども1人分 約1/2カップ)

エネルギー 50kcal タンパク質 1.7g 食塩相当量 0.3g

 

令和6年度第1回の生涯教育研修会を実施しました。

日時:令和6年7月27日(土)10時00分~16時10分

場所:香川短期大学

参加者:香川県栄養士会 会員

内容

①講演(演題)「オリエンテーション」

講師 香川県栄養士会 学術部長

香川短期大学 生活文化学科食物栄養専攻 教授

垣渕直子 理事

参加者 会場28名

日本栄養士会の生涯教育制度(構成、認定制度、必要単位など)について、お話しくださいました。

生涯教育は、管理栄養士・栄養士として 国民のために役立てる能力を身につけることを目的に実施されており、より専門性を高めることで、6つの特定分野の認定管理栄養士・認定栄養士へとキャリアアップできる仕組みであることが分かりました。

また、日本栄養士会生涯教育(基幹教育)が「e-ラーニング」で受講可能であることをご説明いただきました。

講演(演題)「食生活と健康長寿:地域住民を対象とした栄養疫学研究」

講師  徳島大学大学院 医歯薬学研究部・実践栄養学分野 講師

中本真理子氏

参加者 会場28 名 オンデマンド15名 計43名

日本の高齢化とその課題や食事の役割についてお話しいただいた後、食生活と健康長寿をテーマに地域在住中高年者を対象とした栄養疫学研究結果についてご紹介いただきました。

大豆やイソフラボンを摂取することは、死亡リスクの低下・認知機能の維持につながるといった報告があり、中高年者の健康維持に重要であることがわかりました。

また、地域在住中高年者向けの食事バランスを簡易的に評価するツールについても開発され、実際に作成された「食事バランスチェックシート」を用いての評価についてもご紹介下さいました。

参加された方の感想では、

「イソフラボンが死亡リスクの低下や認知機能障害リスクの低下などに関わるということなどがデータにより詳しく知ることができて良かった。」

「食事バランスを評価するためのツール作成のための流れについて知ることができ、参考になった。」

「食事バランスチェックシートも業務で活用してみたい。」

「今後の食事指導に役立てたい。」といった声が聞かれました。

 

講演(演題)「栄養士の活動におけるICT活用 Google活用術その2」

講師  香川短期大学 生活文化学科食物栄養専攻 教授 垣渕 直子 理事

同講師 村川 みなみ 氏、 同助教 渡辺 ひろ美 氏

参加者 会場28名

昨年に引き続き、Googleフォームを使って、実際にアンケートの作成を行いました。

様々な回答形式の作成方法やフォームの配信、回答の確認まで、一つ一つ一人一人が行えるまで丁寧にご指導いただきました。

また、Googleの表計算ソフトであるスプレッドシートの使い方についても指導いただき、Excelファイルをスプレッドシートで表示したり、共有する方法についても学習できました。

参加された方の感想では、

「実際にパソコン操作をしながら、教えてもらい、とても分かりやすかった。」

「グーグルフォームの作り方が分かって良かった。」

「スプレッドシートは少し難しかったですが、共有など知らないことが多く学べてとても勉強になりました。」といった声が聞かれました。

また、「資料のコピーが薄く読み取れないところがあり、濃ければ、質問しなくても済んだかな?と思うものもあった。」というご意見がありました。

 

    令和6年度 医療部・福祉部合同研修会

 栄養情報の連携の方法 ~GLIM基準・食形態MAPについて~ 開催要領

1 目的

  令和6年度の診療報酬改定にてGLIM基準が大きく取り上げられ、栄養士の関心度は高い。
また、介護報酬改定では退所時栄養情報連携加算、再入所時栄養連携加算で病院との連携の必要性が高まっており、食形態(嚥下調整食)の記載は摂食嚥下学会分類コード表記が推奨されている。令和5年度香川県栄養改善学会でも発表した「食形態MAP」の連携・活用について、職域を問わず推進する。本研修会ではフォーマットを使用したMAPの作成方法を紹介し、事業所間や栄養指導等に活用できるようにする。

2 開催日

        令和6年12月14日(土)

3 場所

        中澤氏家薬業(株) 2階中会議室
        〒761-2103 香川県綾歌郡綾川町陶1193-7

4 内容及び日程

        12:30~ 13:00 受付
        13:00~ 13:10 開会あいさつ
        13:10~ 15:10 講演及び演習「嚥下調整食 学会分類2021の理解」
                                        講師 ニュートリー㈱嚥下チーム 中村 悠乃氏
        15:10~ 15:20 休憩
        15:20~ 15:50 香川県食形態マップについて、医療介護連携について
        15:50~ 16:30 グループワークおよび発表
                                         テーマ①嚥下調整食について
                                         テーマ②医療介護連携について
        16:30  アンケート記入、終了
           ※今回は嚥下調整食の基本的な理解を進めることを目的としています。グループで、試食
         しながらどの嚥下調整食コードに分類するか、という演習形式を行います。
            1回目の講演とは違った内容になっています。

5 対象

        会員・非会員(栄養士養成校卒業年次学生を含む)給食委託会社栄養士

6 受講料

        栄養士会員「振替」研修のため無料

7 その他

        この研修は、生涯教育実務(演習)振替認定PM1単位とする。

医療部福祉部合同研修会を開催しました。

日時:令和6年8月24日

講演

「嚥下調整食の栄養不足とその対応策」 講師 ニュートリー(株)中村悠乃氏

情報提供

「他県の食形態連携の取り組み」 講師 ニュートリー(株)松永氏

 

令和6年度診療報酬改定は医療福祉介護同時改定となり、

低栄養への早期介入のための的確な栄養スクリーニングおよびGLIM基準を用いた低栄養診断が標準栄養管理となりました。

また、医療福祉在宅間での継続した栄養管理も重要事項であり、

栄養情報提供書には日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類のコード表記を記載することとなっています。

 

医療部福祉部では今年度、これらについての学びを深めるために2回の研修会を計画し、8月24日に第1回医療部福祉部合同研修会を行いました。

ニュートリー株式会社嚥下チームの中村氏の講演では、

GLIM基準を用いた正確な低栄養診断方法および必要栄養量充足が困難となりやすい嚥下調整食についての対応策について知ることができました。

また、他県のマップ作製の取り組みについて同社松永氏より情報提供いただき、香川県食形態マップ連携の推進のためにたいへん参考となりました。

 

グループワークでは栄養情報提供書、各施設の食形態、栄養スクリニーングツール等について活発な意見交換が行われ、「栄養士間の顔の見える関係づくり」ができました。

第2回研修会は12月14日に開催されます。

医療福祉部だけでなく、多くの職域間での情報交換、仲間づくりを行いたいと考えています。

 

 

 

1 目的

  令和6年の診療報酬改定で在宅支援病院は令和7年5月31日までに訪問栄養食事指導を行うにつき十分な体制が整備されていること、在宅支援診療所は訪問栄養食事指導を行うことが可能な体制を整備することが望ましい、となっている。
香川県栄養士会では、体制構築に向けて必要書類の作成や手続き方法、請求などについて整理し円滑に進められるよう考えている。また、在支病の管理栄養士がスキルアップを図るとともに同職種連携を深めることも目的としている。

2 日時

令和6年11月29日(金) 18:00~19:30(予定)

3 開催方法

       ZOOM

4 場所

 各自宅・職場等および香川県栄養士会事務局

5 内容及び日程

 18:00~18:15  開会・自己紹介
 18:15~18:45 「在宅訪問栄養のトピックスー制度改定、
 栄養支援ITツールの情報提供」
  講師 (株)大塚製薬工場 藤井様
 18:45~19:00  「訪問栄養指導の実際についてご紹介」
  高松協同病院 岡野幸代
 19:00~19:30   意見交換

6 対象

 在宅支援病院栄養管理部門担当者・栄養士会会員・非会員

7 参加料

 無料

8 申し込み締め切り

 11月20日(水)
  下記申込書にて香川県栄養士会事務局へ必要事項を記載の上
  E-mail 又はQRコードよりお申し込みください。

事業名:子育て相談プログラム「まめっこデー幼児食編」

日時:令和6年9月21日(土)11:00~12:00

場所:さぬきこどもの国こども劇場

対象:幼児食期の子どもの保護者

内容:食事、食育について困ったことの相談と買い置きしておけるじゃがいも、玉ねぎ、にんじんを使った幼児食レシピの紹介

幼児食は今回初めての試みで募集満席10組の参加がありました。幼児期の子どもを育てている保護者は思うように食べてくれない子どもに、さまざまなストレスを感じ悩んでいるようです。このような子どもの心身の発育と栄養不足に悩んでいる保護者に寄り添い、よく遊びに来る場所で子育て相談やレシピ紹介等で支援を続けられたら良いと思いました。

参加者へのアンケートでは悩みを共有でき、アドバイスを受けて参考になったとの回答が多かったです。

<今回紹介した幼児食>

・スコップコロッケ

・スパニッシュオムレツ

・じゃがいもガレット

・じゃがいもポタージュ

・じゃがいもお焼き

※今回紹介した幼児食レシピはこちらに随時掲載します。

 

公益社団法人日本栄養士会主催の栄養ワンダーに参加しました。

栄養ワンダーでは、栄養の重要性と管理栄養士・栄養士の認知度および、その職能への理解度向上を目的に、管理栄養士・栄養士が、勤務先、活動先で、それぞれが対峙する対象者あるいは地域の住民を対象に栄養に関するイベントを開催します。

今年の栄養ワンダーのテーマは、「口と栄養の”おいしい”関係」でした。

 

津田診療所において、「消化は口から」というテーマでイベントを開催し、午前中は診療所待合室にて個別指導、午後からは糖尿病教室にて講話をさせていただきました。口からはじまる消化と栄養の物語です。

市民の方48名、職員の方20名にご参加いただきました。

熱中症警戒アラートが15日連続で出ていた中、糖尿病教室の参加者が少し少ないように思いましたが、参加された方は、熱心にドライマウス解消唾液腺マッサージに挑戦したり、キウイフルーツの栄養価の高さや料理レシピに感心を持たれたりしていました。

アンケートでは、わかりやすかったと回答した方も多く、気軽に質問できたとの声もあり、開催して良かったです。

 

えいようワンダー2024

日 時:令和6年10月2日(水) 10:00~15:30

サンメッセ香川で「香川県健康づくり推進セミナー」が開催されました。

男性18名、女性29名、合計47名の人の参加があり、骨密度測定、栄養相談を行いました。

働き盛りの人がほとんどで、今まで気になっていたが、時間がなく、今回測ることができ、感謝されました。

また、骨には自信があったのに、結果を見て驚き、病院に行きますとおっしゃる人もいました。

ほとんどの人は、野菜の摂取量が少ないように感じました。

参加者の方へ、運動とバランスの良い食事(特にカルシウムの多く含む)を摂ることを勧めました。

香川県栄養士会 令和6年度第3回 生涯教育研修会の案内です。

 

1 日 時

令和6年11月10日(日) 13:30~16:40

 

2 場 所

 仏生山交流センター 1F 会議室

 ( 高松市仏生山町甲218番地1  TEL 087-889-6555 )

 

3 内容および日程

〇13:30 ~ 15:00 実務研修G,KS,T,FG 46-109  講義 1単位 (オンデマンド有)

 「小児生活習慣病健診からの食事指導から~脂肪肝について~」

      講師 香川大学医学部附属病院 小児科 助教 近藤 園子 氏

【内容】

小児生活習慣病健診から、小児の病態についての最新情報や、高度肥満や脂肪肝の児童生徒への対応、医療機関での指導について詳しく教えていただきます。

 

〇15:10 ~ 16:40 実務研修R,G,KS,K,P,T,FS,FG 90-110 講義 1単位 (オンデマンド有)

 「健康寿命延伸のための整形外科医の取り組み~骨粗しょう症を中心に~」

      講師 医療法人社団 大塚整形外科医院 理事長 大塚 和俊 氏

 

【内容】

平均寿命が世界一になって久しい我が国ですが、近年は健康寿命の延伸の重要性が注目されています。健康寿命延伸のた めに整形外科医として対策できるのは骨折の予防です。そのためには骨粗鬆症を予防することが重要となります。本講演で は骨粗鬆症の本態および、それに基づく治療について説明します。また、ビタミンDやCaなど栄養士としてのアプローチについ ても言及したいと思います。

 

4 参加費

当日申込み    1単位 1500円(会員) 1単位:3000円(非会員)

   オンデマンド申し込み 1単位 2000円(会場参加者以外) 1000円(会場参加者)

 

オンデマンド申し込みはこちら

https://forms.gle/ts9vzfjxtBixGPu9A

 

5 感染症対策について

・当日のマスク着用等感染対策については、各自の判断で行ってください。

・風邪の症状(発熱37.5℃以上、咳、強い倦怠感)等がある方は、ご参加を控えてください。